面会交渉の間接強制で20万円を認めた判例

大阪高決14.1.15家月56.2.142

●父と母は仕事上の理由で、別居しながら週末に会う生活。長男(9歳)は母と同居。
●その後夫婦関係に亀裂が入り、母から離婚調停を申し立てる。
●調停は不調だったが、監護と面接交渉の調停は成立。
●2回の面接交渉が実施されたが、その後は母が拒否、履行勧告にも応じず。
●父が間接強制による強制執行を求める。

原審では却下して認めず。
抗告審では原審を取り消し、間接強制による強制執行を認めた。

「原審は、面接交渉の義務(面接交渉を定める条項)については、一切の強制執行が許されないとして、抗告人の本件間接強制の申立てを却下した。
 しかし、上記判断は、下記のとおり、是認できない。すなわち、家庭裁判所の調停または審判によって、面接交渉権の行使方法が具体的に定められているのに、面接交渉義務を負う者が、正当な理由がないのに義務の履行をしない場合には、面接交渉権を行使できる者は、特別の事情がない限り、間接強制により、権利の実現を図ることができるというべきである」

※母が医師であることから、不履行一回につき20万円の高額支払いになっているが、他の例では3万や5万といったものもある。

引用・参考文献:富永忠祐(2008)『子の監護をめぐる法律事務』新日本法規 P258~

  • 最終更新:2013-01-05 12:21:37

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード